2008年08月31日

論語から学ぶ(後半) 「論語の人間学」

昨日の続き、論語のエッセンスを抜き出したいと思います。



「職場においては上役によく仕え、家においては父兄に仕える。

 葬儀に列しては哀悼の意を尽くし、酒は乱れるほどには飲まない。

 これくらいのことなら、私のような者にも無理なくできる。

 この四項目も、社会人としての基本的なたしなみである。」



「知者は迷わない。仁者は思い悩まない。

 勇者は恐れることを知らない。

 知者は、先が読めるので迷わない。

 仁者は心にやましいことがないので思い悩むことがない。

 勇者はおそれずについては、説明するまでもないであろう。」



「『人を見て法を説け』というが、

 孔子の教え方はまさしくそれだった。

 だから、相手の性格、人柄、理解度に応じて

 ずいぶん違った言い方になるし、

 時には、正反対のアドバイスになることもある。

 論語を読むには、その点に留意する必要がある。」



「まず。修養に努めて自分を磨く。それが『修己』である。

 さらに、その上に立って人々を導く。それが『安人』である。

 この『修己安人』こそが儒学の目指した目標である。」



自分の軸がぶれそうな時には、

こういった古典を読みなおすのも一つの手段であることは

間違いないと思います。







参加ランキング
是非1クリックお願いします
人気ブログランキングへ
ブログランキング【くつろぐ】
ブログランキング

posted by うお at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国古典(守屋洋etc) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

論語から学ぶ(前半) 「論語の人間学」

このブログで取り上げました

SBIホールディングスCEO・北尾氏の言葉を

皆さん覚えていますでしょうか?

http://tadoku-jibunsagashi.seesaa.net/category/5558397-1.html

「中国古典から学ぶところは多々ある。」

北尾氏の実例を絡めた分かりやすい説明に惹かれ、

ついに中国古典の名家・守屋洋氏の「論語の人間学」を読んだので、

今日はそのエッセンスを紹介します。

そしてエッセンスも多岐にのぼるので、

今回は2日にかけて紹介していきたいと思います。



「君子は泰にして驕らず。小人は驕りて泰ならず。

 君子は自信を持ちながら、しかも謙虚にふるまう。

 小人は傲慢にふるまいながら、そのくせ自信に欠けている。」



「若い人たちには、次のことを望みたい。

 まず、家にあっては親に考を尽くし、

 社会に出ては目上の者を敬う。

 すべての面で慎重に行動し、嘘をつかないこと。

 さらに、他人には愛情をもって接し、

 立派な人物について教えを受ける。

 そのうえで余裕があれば、本を読むことである。」



「自分を磨くというのは、人のためにすることではなく、

 自分のためにするものである。

 だとすれば、人から認められようが認められまいが、

 あまり関係はないということになる。」



「(君子の条件はという質問に対して)孔子が答えるには、

 発言する前に、まず実行がなければならない。

 言葉はあとからついていくものだ」



明日も引き続き、論語のエッセンスを載せようと思います。







参加ランキング
是非1クリックお願いします
人気ブログランキングへ
ブログランキング【くつろぐ】
ブログランキング

posted by うお at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国古典(守屋洋etc) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月29日

あなたを根本から変える 「リーダーになる」

今日はリーダーシップ論の権威である

ウォレン・ベニス氏の著書「リーダーになる」を紹介します。

ブログを始めてまだ数週間ながらも、

経営・リーダーシップに関しては多々の文献に触れてきました。

ドラッガーはじめ著名な論者から「ベニスの重要な著作」と位置づける

この本から今日はエッセンスを抜き出していきたいと思います。



「リーダーに必要なのは、ビジョン、人々をまとめる能力、

 そして高潔さだ。キュレーターやコーチとしての卓越した能力も

 求められる。有能な人物を見抜く目、正しい選択肢を選び出す能力、

 対話を促し、紛争を仲裁する能力、公正な感覚、そしてもちろん、

 自分自身であることや、信頼の基盤となる誠実さも欠かせない。

 あらゆるものが以前より複雑で加速化している現代では、

 他社と協力し、大規模な共同作業を推進する力が

 ますます重要になっている。」



「本物のリーダーにそなわっている資質の中でも、

 とくに重要なのは次の4つである。

 第一に、本物のリーダーには、他者が共感できる意義を見出し、

 周囲を巻き込む能力がある。

 第二に、本物のリーダーには自分を明確に表現できる。

 第三に、本物のリーダーには誠実さがある。

 第四は適応力だ。

 適応力のあるリーダーには、絶え間ない変化にもすばやく、

 理性的に対処できる。」



「(全米退職者協会上級顧問のホレス・B・ディーツ氏の発言)

 反対意見も率直に口にできるような雰囲気をつくりたい。

 意見の相違を歓迎し、ミスを容認することはとても大切です。」



「(シャーリー・ハフステッドラー氏の言葉)

 失敗したことがないなら、それは十分に取り組んでいない証拠だ。」



他著と同様、まだまだ紹介したいエッセンスは多々あります。

ただ各章の名を見るとそれらが凝縮されています。



・現状を打破する

・基本を理解する

・自分を知る

・世界を知る

・直観に従う

・自分を広げる − 体当たりし、すべてを試みよ

・混乱をくぐり抜ける

・人を味方につける

・リーダーを助ける組織、くじく組織

・未来をつくる



この著書は前述のディーツ氏を含めた

多々のリーダーのインタビューによって作られています。

リーダー論の実践的入門書としては格好の一冊だと考えます。







参加ランキング
是非1クリックお願いします
人気ブログランキングへ
ブログランキング【くつろぐ】
ブログランキング

2008年08月28日

人間、死ぬまで勉強 「芸人学生、知事になる」

今やテレビで見ない日の方が少ないのではないでしょうか。

そう、東国原秀夫宮崎県知事です。

実は私も知事と同じ大学、学部に在籍しています。

つまり、直属の後輩になります。



有識者の方々による東国原知事への評価は二分しています。

しかし、あのスキャンダルを乗り越え、

早稲田に入り、遂には知事にまで這いあがった。

そんなプロセスは私がこのブログでやっているような

人間探しの比ではないと純粋に思いました。

今日も、私が重要だと思ったエッセンスを抜き出したいと思います。



「いまさら勉強してどうするの?という質問が、

 当たり前に出てくるようでは、この社会はまだ駄目だと思う。

 学ぶことの意義が理解されていない。

 人間、学ばないでどうするよ。

 まさに生涯学習、生涯スポーツの理念だ。」



「人間はいつでもやり直せる、人生を再構築できる。

 自分に非があれば素直に認め、深く反省し、

 進んで自己改革に取り組む。

 そういう姿勢さえ忘れなければ、人間はいつでもやり直せるし、

 いくらでも成長していけるのだと思う。」



「学ぶことが好きで、自分を高めたいと常に願っている人に、

 本書がお役にたてればこれほどうれしいことはない。

 そういうライバルたちに負けないように、

 僕もなお一層努力していきたいと思っている。」



画面からも伝わるあの東知事の人柄の良さは、

こういった「生涯学習」「謙虚さ」のあらわれだということを、

この本を読んで改めて実感しました。

芸能界での過去というものを本当に苦しみながらも立ち向かい、

そこから大学での学問に打ち込み、

自分を再構築していったその「姿勢」は、

我々も見習わなければならない点ではないでしょうか。







参加ランキング
是非1クリックお願いします
人気ブログランキングへ
ブログランキング【くつろぐ】
ブログランキング

posted by うお at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東国原秀夫(宮崎県知事) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月27日

競争のない世界を創造する 「ブルー・オーシャン戦略」

現段階の競争世界「レッド・オーシャン」ではなく、

未開拓の市場「ブルー・オーシャン」の創造こそ

今後、企業が生き残るための戦略ではないかと説いた本、

それが今日紹介する「ブルー・オーシャン戦略」です。



ここでもポーターとの比較になりますが、

既存の市場における「差別化、低コスト、ブランディング」という

ライバルとの競争戦略から脱しない限り、

消耗戦が強いられるだけである。

そうであるならば、競争が無意味な市場を作ってしまおうというのが、

チャン・キムさんが主張しているものです。

先日紹介した元マッキンゼー日本支店長の大前氏も言っていたとおり、

「ライバルに勝つことが最優先課題ではない」というところにも

つながってくるところですよね。

ですので、私としては大前氏の「帰納的アプローチ」の実践編として

このチャン・キム氏の著書を位置づけて

エッセンスを抽出しようと思います。



「(競争メインのレッド・オーシャンと比較したうえで)

 ブルーオーシャン戦略とは、

 ・競争のない市場空間を切り開く

 ・競争を無意味なものにする

 ・新しい需要を掘り起こす

 ・価値を高めながらコストを押し下げる

 ・差別化と低コストをともに追求し、

  その目的のためにすべての企業活動を推進する」



「ブルー・オーシャン戦略の6原則

 @市場の境界を引きなおす

 A細かい数字は忘れ、森を見る

 B新たな需要を掘り起こす

 C正しい順序で戦略を考える

 D組織面のハードルを乗り越える

 E実行を見据えて戦略をたてる」



「4つのアクション

 @減らす…業界標準と比べて思いきり減らすべき要素は何か

 A取り除く…業界常識として製品やサービスに備わっている

 要素のうち、取り除くべきものは何か

 B増やす…業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か

 C付け加える…業界でこれまで提供されていない
 
 今後付け加えるべき要素は何か」




勝間氏の本でも触れたフレームワークを

この本では多々提示してくれています。

(「戦略キャンパス」「アクション・マトリクス」)

新たな市場を創るといっても、

そう簡単なものではないだろうというのが読む前の考えでした。

しかし、「差別化と低コストを同次元で実現」

「市場の境界を引きなおす」

「思い切って『減らす』といったアクションに取り組む」といった

考えは、それに一石を投じてくれるものでした。



この本の本筋から離れてしまいますが、

社会において「自分の存在価値」を高めるにも

同じことが言えるのではないでしょうか。

昨日、大和さんの本でもエッセンスを吸収しましたが、

完璧を求めず低コスト(短時間)で、

他人が持ちえない価値を提供できれば、

これほど企業、延いては社会に役に立つ存在はあり得ません。



競争だけの発想にとらわれない新たな市場を「創りなおす」

一般的なイノベーションとは一線を画した、

キム氏の提言は組織は勿論、個人単位でも十分役に立つと思います。







参加ランキング
是非1クリックお願いします
人気ブログランキングへ
ブログランキング【くつろぐ】
ブログランキング

2008年08月26日

その忙しさは100%コントロールできる 「ハイペース仕事術」

今日は経営論から離れて、

時間管理術の本に触れたいと思います。

ずっと経営論だと読み手の皆さんも参ってしまうと思いまして。

もちろん一番参っているのは私なのですが(笑)



「あぁ〜、今日も忙しくて遊べなかった…」

この台詞を言っているのは、少なからず私だけではないと思います。

時間術に関しては本田さんのレバレッジシリーズ、

勝間さんのビジネス頭シリーズなどで重要性を認識しました。

しかし、より具体的な事例に触れなかったので、

今回の大和さんの本にて「実践編」にうつりたいとおもいます。

以下で「ハイペース仕事術」のエッセンスを抜き出します。



「資格勉強をしよう→やっぱり忙しいからそのうちに

 自分が忙しいと思えば思うほど悪循環に陥り、

 余計、忙しくなってしまう。」



「相手がもっとも望む効果を最小限の労力で

 提供するにはどうするかを常に考える。

 =このブログもそうですよね!」



「相手に仕事を頼む時は、

 余計な領域に踏み込まない割り切りが大切。

 一度仕事を任せたら、あとは信じる」



「自分に負荷をかける。

 ハイペースにならざるをえない

 切実な状況に身を置いているからこそ、

 時間管理のスキルが一流なのである。」



「締切間近でどうしても間に合わないときはどうするのか?

 それでも、徹夜するのではなく完成度を下げることで対応する。

 顧客が求めているものが6割か、8割か、10割かというのは、

 人それぞれが持っている基準軸によって違いますし、

 求めているレベルによって全く変わります。

 またスピード重視でいけば完成度はあとからついてきます。」



「雑談の輪、二次会は遠慮なく抜けよう。

 二兎追うものは一兎も得ずで、

 自分の時間と人の評価を同時に得ることは無理なのです。

 割り切って考えましょう。」



「平日の夜は1つ、2つを確実にこなす。」



「娯楽をゼロにすると絶対ダメ。

 これも選択と集中。」



今、あげたものはどれも今から実践できるものです。

またこの本には「タイムシェアリング法」

「ブラックボックス仕事術」といった概念もあります。

これらをマスターすれば、

また自分の時間の使い方に磨きがかかります。

是非、一度読んでみてはいかがでしょうか。



posted by うお at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大和賢一郎(仕事術) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

顧客の立場から構想する 「戦略論」

後日紹介するマイケル・ポーターをはじめ、

演繹的アプローチを取る戦略論専門家は多いが、

帰納的アプローチ、

つまり「顧客主義」を明確に打ち出して、

戦略を立てることの重要性を説いたのが大前氏です。

大前氏といえば、

若い頃からマッキンゼー日本支社を長年務めあげた

日本のほこる戦略家です。



今日は大前氏のハーバードビジネスレビューの論文を集めた

著書「戦略論」の中から第一章「競争は戦略の目的ではない」と

第二章「戦略計画と先見力」におけるエッセンスを紹介します。



「ライバルに勝つことは最優先課題ではない

 まず考えるべきは『顧客ニーズ』である。

 労を惜しまず顧客ニーズに応えているか、

 製品やビジネスプロセスはどれくらいの水準にあるか、

 製品企画、製造、販売といった活動はどれくらい顧客ンーズ

 を満たすものかについて点検する必要がある。

 すなわち、戦略は顧客第一主義に基づいて

 立案されなければならない。」



「先見力の要件は以下の五つである。

 @事業ドメインを明確に定義する。

 A事業環境に働いている各種の力の動向を、

  因果関係に基づいて将来どうなるか推定し、

  最も可能性の高いシナリオを論理的仮説として、

  単純なことばで簡潔に記述する。

 B事業展開のうえで存在する数多くの代替案の中から、

  いくつかの案を選ぶ。

  いったん選択したなら、人、技術、資金を、大胆にしかも

  積極的に集中して投入しなければならない。

  数少ない代替案に、より多くの資源を集中することによって、

  事業で競合に対していっそう大きな差をつけることができ、

  そのことによって成功率を高めることができる。

 C全力を投入し多くのことを短期間に達成しようとするのではなく

  資源の有効活用と、戦略実施のペース配分を検討する。

  このとき、高望みしすぎないよう注意することが必要である。

 D経営者は戦略選択の条件が有効である限り、

  それに沿っていかなくてはならない。

  しかし、もし想定した条件が変わったなら、

  事業の基本的な方向をも変えてしまう用意がなくてはならない。」



「成功する事業には、必ず成長要因がある。

 先見性を備えた起業家には、どの市場セグメントと顧客に

 サービスを提供しているかを一時たりとも忘れることはない。

 これを銘記している限り、自社の事業の根本的な存在理由

 の変化を告げるような、市場のいかなる微妙な変化も、

 敏感に感じ取ることができるのである。」



この他に先見力の第一要件である「事業ドメインの明確化」では、

大前氏はヤマハの例を出しています。

ヤマハの中興の祖である川上源一氏は、

日本にレジャー産業を発展させようと決意したと言っている。

アーチェリー、スキー、ボード、テニスラケットといった多角化は、

事業展開をやみくもにしていると思えるかもしれない。

しかし、よくよく考えると川上氏の指導理念に沿った

事業のすべてにおいて、ヤマハが圧倒的なシェアを有していることは、

事業ドメインの定義がいかに重要かを示す証拠である。

このようにすべての要件において、

ひとつひとつ事例を用いて分かりやすく大前氏は説明しています。



先日紹介したミンツバーグも、

経営はあらゆるアプローチで考えるべきと教えてくれました。

大前氏の指摘するように顧客のニーズも日々変わっているため、

それに対して画一的且つ演繹的アプローチが当てはまるのかというと、

素人の私でもしっくりしません。



「顧客から考える」

このことは当たり前のことですが、そのことを分かりやすく且つ

強くその重要性を説く大前氏の言葉は一度触れるべきです。



2008年08月24日

マネジャーの役割 「H.ミンツバーグ経営論」

今日紹介するミンツバーグは、

ドラッガーやポーターといった方々と比べ

日本ではそれほど名が知れ渡っているわけではありません。

私も偶然、大学の生協で彼の本を見つけました。

しかし欧米ではドラッガー同様に、

戦略論の権威として見られています。



彼の思想ポイントをダイヤモンド社のサイトから抜粋しました。

 「経営思想へのミンツバーグの貢献は、多くのマネジメント思想の権威とは異なり、限られた専門分野での1つか2つの気の利いた理論を基盤とするものではない。彼のアプローチの範囲は広く、マネジャーの行動の内容や実行の仕方すべてが研究対象となっている。マネジメントとは人間の能力をシステムに適用することで、システムを人に適用することではないという基本的な信念は彼の魅力をいっそう大きくしており、この信念は彼の著作全体を通じて展開されている。」

改行もせず申し訳ありません。

要は1つ、2つの理論に縛られることのない経営を追及しているのです。



そして今日紹介する「経営論」のエッセンスの中でも、

昨日のドラッガー同様、

「マネージャー」に関わるものにしぼって抽出していきます。



「『マネジャー=計画、組織、調整、統制』ではない。

 実際はさまざまな役割を果たしているのである。

 フォーマルな権限と地位から以下の3つの役割がある。

 @対人関係における役割…看板、リーダー、リエゾン

 A情報に関わる役割…監視者、散布者、スポークスマン

 B意思決定に関わる役割…企業家、障害排除者、資源配分者、交渉者

 これらの項目は決して分離できるものではないのは明らかである。」



「マネージャーの仕事を停滞させている原因

 『権限移譲のジレンマ』

 『一人の頭脳に集中したデータベース』

 『マネジメント・サイエンティストとの協力の問題』は、

 マネジメント情報のほとんどが口頭でのコミュニケーションから

 得られるためであり、それゆえに起こるのである。

 それを解決するためにも以下の対策を紹介する。

 @マネジャーは自分が所有する情報を分かち合う、

  系統立ったシステムを確立するよう、求められている

 Aここで再びマネージャーは、表面的な仕事に追いやろうとする

  あわただしさを意識的に克服するために、

  真に関心を払うべき問題に真剣に取り組み、

  断片的で具体的な情報ではなく、幅広い状況を視野に収め、

  さらにまた分析的なインプットを活用するよう求められる

 Bマネジャーは義務を利点に変え、

  やりたいことを義務に変えることによって、

  自分の時間を自由にコントロールできるように求められている」



ミンツバーグは他の著作でMBAを批判しています。

要はマネジメント・サイエンティスト、会計士、組織開発の専門家を

訓練する優れた業績を残しているが、真のマネジャーを訓練する

取り組みはしていないと言っていいということです。

それは前述した「多岐にわたるマネジャーの役割」を認識すれば、

素人の私でも納得のいくところです。



「対人、情報、意思決定」

私も小規模ながら組織運営に携わったことがありますが、

まさしくこの3点は重要且つ不可分なものです。

そしてミンツバーグは「現場から」経営論を捉えていると感じました。

ですので、経営論はこうあるべきと断言しないのだろうと思います。



理論等が好きではない方でも、経営論の神髄に触れることができます。

是非一度ミンツバーグの分かりやすく、

より深くとらえた「経営論」を読んでみてはいかがでしょうか。



2008年08月23日

マネージャーは成果への貢献という責務である 「マネジメント〜基本と原則〜」

今日から経営学に焦点を当てて

エッセンスを抽出していきたいと思います。

第一弾は知る人ぞ知るドラッガーです。



そのドラッガーの大部の著作「マネジメント〜課題・責任・実践〜」の

重要な部分を抜粋したのが今日紹介する本です。



今日は組織論の部分ではなく、

「マネジャーとは何か」を論じた第五章を中心に

エッセンスを抽出していきたいと思います。



「マネージャーには二つの役割がある。

 第一の役割は、部分の和よりも大きな全体、

 すなわち投入した資源の総和よりも大きなものを

 生み出す生産体を創造することである。

 それは、オーケストラの指揮者に似ている。

 オーケストラでは、指揮者の行動、ビジョン、指導力を通じて、

 各パートが統合されて生きた音楽となる。

 したがってマネージャーは、自らの資源、特に人的資源のあらゆる

 強みを発揮させるとともに、あらゆる弱みを消さなければならない。

 これこそ真の全体を創造する唯一の方法である。

 第二の役割は、そのあらゆる決定と行動において、

 ただちに必要とされているものと遠い将来に必要とされるものを

 調和させていくことである。

 いずれを犠牲にしても組織は危険にさらされる。

 今日のために明日犠牲となるものについて、

 あるいは明日のために今日犠牲となるものについて

 計算する必要がある。

 それらの犠牲を最小にとどめなければならない。

 それらの犠牲をいちはやく補わなければならない。」



「あらゆるマネージャーに共通の仕事は五つである。

 @目標を設定する。

 A組織する。

 B動機づけとコミュニケーションを図る。

 C評価測定する

 D人材を開発する。」



「マネージャーの根本的な資質が『真摯さ』である。

 一流の仕事を要求し、自らにも要求する。

 基準を高く定め、それを守ることを期待する。

 何が正しいのかだけを考え、誰が正しいかを考えない。

 真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない。」



私は大学生活においてサークル幹事長を務め、

現在もイベント団体の事実上の代表を務めています。

このようなマネージャーとしてのエッセンスは、日々痛感しています。

「今日と明日」の時間軸で考えながら、

「目標設定、コミュニケーション、人材開発」といった仕事をこなし、

そして、人間的に何よりも真摯であるべきと

ドラッガーは指摘していますが、まさにそのとおりです。

この本では他にもトップマネジメントに絞った項目や、

そもそも「組織とは何か」という深い問題も取り扱っています。



少しでも「マネジメント」「組織論」に興味がある方は、

原理原則を分かりやすい形で教えてくれるドラッガーの本を

是非、手にとって読んでみてはいかがでしょうか。

私も今回初めて読みましたが、すんなり大枠を掴むことができました。



2008年08月22日

中国古典から人間学を学ぶ 「中国古典からもらった不思議な力」

昨日はSBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏の著書から、

「人間を磨くこと」の大事さを教えていただきました。



実は今日紹介する本は、

その北尾氏が「人間学を学ぶには『中国古典』が効果的である」

と説いた本です。

私が共感したフレーズをいくつか抜粋したいと思います。



「信・義・仁を私の倫理的価値観としている。

 信とは約束を決して破らないこと。

 義とは正しいことを行うこと。

 仁とは相手の立場になって物事を考えることである」



「積善の家には必ず余慶有り。積不善の家には必ず余殃有り。(易経)

 善行を施してそういうものを積み重ねている家には、

 必ず余分の恵みがある。

 逆に不善を施してそこを積み重ねている家には、

 必ず余分の災いがある」



「天行健なり。君子は以って自彊してやまず

 お天道さんは、一日も休むことなく動いている。

 君子はそれと同じように努力して、

 毎日毎日努力を怠ってはいけない」



「湯の盤の銘に曰く、荀に日に新たにして、日日に新たに、

 また日に新たなり(大学)

 殷王朝を創始した湯王は、

 自分が沐浴する器にこの文字を刻みつけて、

 毎日『日に新たにして、日日に新たに、また日に新たなり』

 と読んで自らを反省し、常に前進し続けた」



このような古典から北尾氏は「人間を磨く」ことをしていたんですね。

先人から学べとはよく言うものですが、

このことが私たちが社会で生きる上で

これほど大事なことなんだということを、

今回北尾氏の著書でまざまざと実感させられました。



この2日間、北尾氏の考えに触れたことで、

「古典」を通して「人間を磨く」ことはもちろん、

近現代で活躍している経営者の言葉を学ぶことを通して、

私の「人間力を磨いていこう」と改めて決意しました。



明日からは具体的に「経営」に関わる書籍を紹介しようと思います。



2008年08月21日

働く前に考えること 「何のために働くのか」

この3日間の記事で自分探しのやり方を確立しました。

今日からは具体的に各界で活躍されている方のエッセンスを

吸収していこうと思います。



今日は北尾吉孝氏の本「何のために働くのか」です。

皆さんお分かりのとおり、

題名と私の目的「社会人になる前の自分探し」がピッタリなので、

書店で見つけた際は「これだ!」とこれほど思えた本はありませんでした。

もちろん私が来年働く投資銀行業界で、

周知の通り活躍されている北尾氏の本は一度拝読したいという思いも、

前々からあったのも事実です。



「人は何のために働くのか」

北尾氏は開口一番この問いを私に投げかけました。



それに北尾氏ははっきりとこうおっしゃっています。

「働くことが人間性を深め、人格を高くする。

 働くことは人間を磨くこと、魂を磨くことだ。」



私も去年就職活動においてこの問いを考えましたが、

簡単にいえば「自分を磨いていく」「社会に貢献する」の2点に収斂されました。

しかし、北尾氏の言葉は次元が違います。

「人間を磨く」と「自分を磨く」という言葉でも、

前者の方が重みがあり、より「高次元」で

働くことに向き合っていることが分かります。

そして北尾氏はこれに追記する形で、次のことを指摘しています。



「何のために働くかを考える前提として、

 まず人間とは何か、人間としていかに生きるべきか、

 を教えていく必要があると思います。」



まさに私が北尾氏のことを高次元と感じた理由はこれなのでしょう。

人間学というものを我々社会人になるものは考えないといけない、

非常に重い言葉です。

ですが、これをしっかり考えることができれば、

北尾氏のように高次元で働くことができるということにもなります。

以下では具体的に私が思う北尾氏のエッセンスを抜き出していきます。



「仕事とは公のためにするものである。

 仕事とは天命にしたがって行うものである。

 私は、自分の天分をまっとうする中でしか生きがいは得られない。」



「人間の根本を養うために実践するべきこととして、

 心の糧になるような本を読む、

 自分が私淑(ししゅく)できるような師をもつ、

 さまざまな体験を踏まえて自分を練っていく、

 この3つである。」



「(上記の天命につながる形で)

 好き嫌いで判断している限り、

 決して自分の望んでいる仕事には巡り合えない。

 天職を見つけるにはとにかくつづけなさい。」



最後の言葉は就活中、及び来年社会人になる学生にはグサッとくるはずです。

北尾氏は著書の各所で「天命」という言葉をおっしゃっています。

つまり、起こったことは事実として受け入れろ。

それは神が与えた試練なんだと考えるだけで楽になり、

それをまっとうすることで自分が磨かれ、新たな道が開かれるというわけです。



「人間を磨く」「天命をまっとうする」

この考えは私の中では育っていませんでした。

しかし、北尾氏の著書と出会えたことで、

「自分探し=自分磨き」ということも意識することができました。



私のように「社会人になる前にモヤモヤ」している学生、

特に就活生は北尾氏の著書を通して、

まずは「人間とは何か」を考えてみてはいかがでしょうか。



2008年08月20日

フレームワークでアウトプット 「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」

    




一昨日、昨日とレバレッジ・シリーズを元に、

このブログの理念である「多読」「目的を明確」を吸収しました。



今日はこのブログにおいてどのような形で「アウトプット」

つまり私の知識吸収を効率的且つ有効なものにするかを

勝間さんの本で学びたいと思います。



最初に述べておくと、

勝間さんの本の中身はかなり濃いです。

ですので、大部分は割愛させていただいて、

私が思う「エッセンス」の部分を抽出します。

それは「フレームワーク」です。



まず勝間さんはフレームワークに重要性を説いています。

フレームワークとは、何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、

考えやすくするもの、覚えやすくするものだそうです。

要は数学で言う公式ですね。

公式を使わないと要領よく計算ができないのと同じです。

概念や考え方における公式と考えればいいです。

そして、これもまた数学も同じで、

ただ公式に当てはめて問題を解くこと自体は重要ではない。

フレームワークを使って概念や考え方を整理しながら、

自分の頭でフレームワークを作っていくことが大事ということです。



そして勝間さんは基本のフレームワーク21個を紹介してくれています。

全部は紹介しきれませんが、最初の5個を紹介します。

興味があるものは是非ウィキペディア等で検索してみてください。

@空・雨・傘(事実→解釈→行動)

A戦略の3C(自社、競合、顧客)

Bマーケティングの4P(価格、製品、チャネル、広告宣伝)

C5W+1H

DPDCAサイクル(計画→実行→検証→是正)



数学では当たり前のように公式をつかっていますが、

ブログを書く、またサークル等の仕事をする際は、

全く公式的な概念は頭にありませんでした。

しかし、このフレームワークを日常の小さなことから意識することで、

考え方の整理、吸収が格段に上がることは間違いないでしょう。



これからこのフレームワークを意識して、

いろんな方のエッセンスを吸収して、

自分というものを探求していきたいと思います。



是非、皆さんも「考え方にも公式がある」ことを、

勝間さんの著書で学んでみてはいかがでしょうか。



posted by うお at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 勝間和代(ビジネス頭) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

最短で最大限の効果を 「レバレッジ勉強法」





昨日は上記のレバレッジ・リーディングを紹介しましたが、

今日はそのレバレッジ・シリーズである「レバレッジ勉強法」を紹介します。



まず著者の本田さんは冒頭で、

「勉強をするまえに現状を分析しろ」と指摘します。

将来の見通しについてあれこれ考えて、

これをしなきゃいけない、あれをしなきゃいけないと考えすぎていないか。

「あまり深く考えないこと。これに尽きる。」と断言しています。



その上で…

・勉強はやった方がトクだ

・自分には目的があって、それを成し遂げたい

・余計なことに悩んで頭を使うより、目的に集中した方が合理的

いかにレバレッジをかけて勉強するかが、

成功の鍵を握っていると指摘しています。



その上で本田さんが紹介した勉強法のエッセンスを以下に箇条書きします。

・目的を徹底的にフォーカスする(金融の勉強→マネジメント・数字)

・マニュアル人間になれ(ビジネス書、成功者の話、通信教育)

・自分の仕組みを「パッシブ」から「アクティブ」へ

・アウトプットしないとインプットの価値はない

・怠け者のあなたには、遊び好きの小学生と同じく、時間割が効果的

・自己投資としての勉強時間を真っ先にスケジュールに入れる

・やるべきことを「全部」やってはいけない(≠完璧主義)

・静かな書斎にこもると勉強ははかどらない



徹底的に効率的に最大限の効果を得ることを追求した結果が、

こういったエッセンスになっているのでしょう。



あと特に共感をしたのは、

「自己投資としての勉強時間を真っ先にスケジュールに入れる」です。

要は今日は予定が何何あるから勉強時間はここと決めるのではなく、

朝起きてから2時間は必ず勉強するという風に「真っ先」に決めるべし

ということになります。

これはおっしゃる通りで、私もこれを実際に実践しており、

「朝起きてから1時間は必ず読書。夜も夕食後に1時間読書。」

という風に決めてからは欠かすことなく本を読めています。

時間割が大人になっても有効だということは実に面白い点でした。



このブログのテーマである自分探しをしている人は、

特に頭で考えすぎて、結局は行動する・勉強する時間が

自然消滅しているのではないでしょうか。



そうではなく、

「社会人」としての自分探しをしている人は「働く意義を説いた本」を、

「何も成功しない」といったネガティブ状況下で

自分探しをしている人は「自己啓発本」「効率勉強本」を、

という風にある程度カテゴリを絞るべきです。



私も自分探しという大枠でブログを書いていますが、

まずは「先人、成功者の知恵を

要領よく自分の能力として消化する方法」をひとつの軸において、

本を読んでいます。

ある程度、その方法の仕組みが自分の中で確率されたら、

その仕組みを使って次のテーマを徹底的に読もうと考えています。

正直言うと、

明日に紹介する勝間和代さんの本で一区切りがついたので、

次のテーマ「経営とは何か。その一員として自分は何ができるか。」に移っているのですが…



大学卒業までの半年間で満足のいく自分探しをするためにも、

昨日、今日と紹介した本田さんのエッセンスをしっかり頭にいれ、

これから徹底的に多読し、それを消化していきたいと思います。



posted by うお at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本田直之(レバレッジ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月18日

多読の重要性 「レバレッジ・リーディング」

「レバレッジ・リーディング」

私がこのブログを書くことになったきっかけの一冊でもあります。



私はねっからの読書嫌いでした。

週に1回読めばいい方でした。

今考えると「読書してもリターンないでしょ」という

安直且つ稚拙な考えがあったからかもしれません。

しかし、この考えを180度変えてくれたのがこの本でした。



「読書は最大の投資」

「読書をしない一流人は存在しない」

「本を読む目的を明確にするべし」

「線を引いたところを抜粋したレバレッジメモを作るべし」

これらの一言一言は今の私に突き刺さりました。



とどめの一言はこの一言です。

「本には他人の数十年の知識がつまっている」



当たり前のことですが、

いざ言われてみると、読書ほど勉強になることはない。

それを速読とは違う多読というスキームで、

1冊あたり10〜20%のエッセンスを毎日拾っていけばいい。



この気軽なスタンスが私を引き込んだ主因なのでしょうか。

この本を読んでからは本のストックが欠けたことはありません。

1日〜2日で1冊のペースで偉人達のエッセンスを必ず拾っています。

そしてこれを約1か月実践していますが、

この短期間でも自分の考え方にいい影響を及ぼしていることは間違いありません。

(この1カ月で読んだ本ももちろんこのブログで紹介していきます。)



私の「自分探し」の入口を作ってくれ、

その答えの導き方も教えてくれた本田直之さんには、

改めてこの場でお礼を言わせていただきます。



皆さんも是非これを機に「多読」をしてみてはいかがでしょうか。

その動機づけには本田さんの「レバレッジ・リーディング」がうってつけです。

騙されたと思って一度手に取ってみてください。



posted by うお at 11:29| Comment(0) | 本田直之(レバレッジ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログ開設

どうも、うおです。

現在大学4年生で来年4月から社会人となります。

運よく某投資銀行に受かることができ、

周りから「将来は安泰だな、期待してるぞ」としばしば言われます。



しかし、いざ自分が社会人になることを想像すると、

「本当にやっていけるのだろうか」「社会で私は何ができるのか」という疑問が

ふつふつと私の中で湧いてきました。

この疑問を社会人になるまでに解決したい。

解決方法をここ数日間考えました。



実際に社会で活躍している人に聞けばいいのではないか。

しかし、各界で活躍されている方に直接会うことはできません。

ならば社会で活躍されている方々の「本」を通して、

彼等の考えを吸収することができるのではないか。



このブログを開設するまでに、

「多読」及び「アウトプット」を通すことで、

「社会で活躍されている方の考えを吸収でき、そのことは非常有効である」

ということを指摘している本に出会っていました。



「疑問解決」と「多読〜アウトプットの効果」を合わせると…

多読してブログで書いていくことが一番いいのではないかという結論に至りました。



10代、20代で私と同じような悩みを抱えた方はたくさんいると思います。

そんな皆さんと共に歩む気持ちで、

自分探し、特に「社会の中」での自分探しをこのブログで行っていければと思っています。
posted by うお at 10:30| Comment(0) | ブログ開設にあたって | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。