2008年08月24日

マネジャーの役割 「H.ミンツバーグ経営論」

今日紹介するミンツバーグは、

ドラッガーやポーターといった方々と比べ

日本ではそれほど名が知れ渡っているわけではありません。

私も偶然、大学の生協で彼の本を見つけました。

しかし欧米ではドラッガー同様に、

戦略論の権威として見られています。



彼の思想ポイントをダイヤモンド社のサイトから抜粋しました。

 「経営思想へのミンツバーグの貢献は、多くのマネジメント思想の権威とは異なり、限られた専門分野での1つか2つの気の利いた理論を基盤とするものではない。彼のアプローチの範囲は広く、マネジャーの行動の内容や実行の仕方すべてが研究対象となっている。マネジメントとは人間の能力をシステムに適用することで、システムを人に適用することではないという基本的な信念は彼の魅力をいっそう大きくしており、この信念は彼の著作全体を通じて展開されている。」

改行もせず申し訳ありません。

要は1つ、2つの理論に縛られることのない経営を追及しているのです。



そして今日紹介する「経営論」のエッセンスの中でも、

昨日のドラッガー同様、

「マネージャー」に関わるものにしぼって抽出していきます。



「『マネジャー=計画、組織、調整、統制』ではない。

 実際はさまざまな役割を果たしているのである。

 フォーマルな権限と地位から以下の3つの役割がある。

 @対人関係における役割…看板、リーダー、リエゾン

 A情報に関わる役割…監視者、散布者、スポークスマン

 B意思決定に関わる役割…企業家、障害排除者、資源配分者、交渉者

 これらの項目は決して分離できるものではないのは明らかである。」



「マネージャーの仕事を停滞させている原因

 『権限移譲のジレンマ』

 『一人の頭脳に集中したデータベース』

 『マネジメント・サイエンティストとの協力の問題』は、

 マネジメント情報のほとんどが口頭でのコミュニケーションから

 得られるためであり、それゆえに起こるのである。

 それを解決するためにも以下の対策を紹介する。

 @マネジャーは自分が所有する情報を分かち合う、

  系統立ったシステムを確立するよう、求められている

 Aここで再びマネージャーは、表面的な仕事に追いやろうとする

  あわただしさを意識的に克服するために、

  真に関心を払うべき問題に真剣に取り組み、

  断片的で具体的な情報ではなく、幅広い状況を視野に収め、

  さらにまた分析的なインプットを活用するよう求められる

 Bマネジャーは義務を利点に変え、

  やりたいことを義務に変えることによって、

  自分の時間を自由にコントロールできるように求められている」



ミンツバーグは他の著作でMBAを批判しています。

要はマネジメント・サイエンティスト、会計士、組織開発の専門家を

訓練する優れた業績を残しているが、真のマネジャーを訓練する

取り組みはしていないと言っていいということです。

それは前述した「多岐にわたるマネジャーの役割」を認識すれば、

素人の私でも納得のいくところです。



「対人、情報、意思決定」

私も小規模ながら組織運営に携わったことがありますが、

まさしくこの3点は重要且つ不可分なものです。

そしてミンツバーグは「現場から」経営論を捉えていると感じました。

ですので、経営論はこうあるべきと断言しないのだろうと思います。



理論等が好きではない方でも、経営論の神髄に触れることができます。

是非一度ミンツバーグの分かりやすく、

より深くとらえた「経営論」を読んでみてはいかがでしょうか。



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