2008年10月07日

M&Aは何のために(その3) 「M&A国富論」

今日は私の就職先での業務になるM&Aを扱います。

M&Aに関しては「会社は誰のものか?」ということで、

一時期議論になりました。

しかし、この本ではそういう議論ではなく、

そもそも「国のためにM&Aを!」という大きな視野から

筆者のお二人が制度設計まで踏み込んで考えておられます。

私もこの業務に携わる人間として大いに参考になりました。



それでは、早速エッセンスを抜き出していきましょう。



・(イギリスとアメリカの違いについて)

 第一に、買収防衛策の導入等については、

 株主総会の判断が原則になります。

 ある人が会社の議決権の30%以上を取得しようとして

 TOBをかける場合、対象会社の株式の保有者全員に

 買い付けの募集をしなければならないというルールがあります。

 (全部買付義務)



・さらに会社買収と手続きが、

 テイクオーバーパネルという民間団体の監督の下、

 シティコードという買収ルールに基づいて厳格に行われます。

 買収が起こるたびに、テイクオーバー・パネルが、

 買収する側と買収される側の両方に関するできる限り

 客観的な情報を株主に与える役割を果たします。



・イギリスの制度のいい部分については、

 日本で制度を考える際にも大いに参考にすべきです。

 特に重要なのは、株式に客観的で公平な情報を与えることによって、

 TOB価格を判断基準にする仕組みが生み出す

 「美人投票」的な不安定性を出来るだけ取り除くという点です。



・「ホールドアップ問題(敵対的買収に伴なう資本、技術流出)」

 =組織の不可逆性



明日も乞うご期待。お楽しみに。







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2008年10月06日

M&Aは何のために(その2) 「M&A国富論」

今日は私の就職先での業務になるM&Aを扱います。

M&Aに関しては「会社は誰のものか?」ということで、

一時期議論になりました。

しかし、この本ではそういう議論ではなく、

そもそも「国のためにM&Aを!」という大きな視野から

筆者のお二人が制度設計まで踏み込んで考えておられます。

私もこの業務に携わる人間として大いに参考になりました。



前回の記事で友人つだっくからコメントをいただきました!

つだっく、有難うね!

本当に指摘してくれた通りです。

立場が変われば会社のものの「定義」も変わるわけで、

神学論的な議論になって不毛です。

そういう議論ではなくて、

どういう制度設計をすれば「国益」「社会利益」に資するか

このような視点で制度設計における議論をしなければ

それこそ金融界における「利益」にならないでしょう。



それでは、早速エッセンスを抜き出していきましょう。



・効率性と安定性のこの必然的な二律背反は、

 株式市場を論じるうえで常に前提として、

 頭に入れておく必要があります。



・株式の売買には、このような総会議決権の売買も含まれています。

 したがって、株式の売買は、

 経営者をクビにする権利の交換でもあるのです。

 これは単なるリンゴやデリバティブの取引を超える、

 株取引の特徴で、会社買収を考えるにあたっては

 必ず押さえておくべき事柄です。



・株主批判より制度改正の議論を



・最高裁の判断は、買収防衛策の適法に関して、

 株主総会がイエスと判断したこと、

 ブルドックソースがスティールに金銭的補償をしたことを、

 大きな根拠にしました。

 当期利益七億円弱のブルドックソースが二十三億円の対価を、

 スティールに払ったということを追認してしまった。



・私達はこのマイナスの影響を「グリーンメールへの招待状」

 「持ち合いの推薦状」と呼んでいます



明日も乞うご期待。お楽しみに。







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posted by うお at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済、金融、投資銀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

M&Aは何のために(その1) 「M&A国富論」

今日は私の就職先での業務になるM&Aを扱います。

M&Aに関しては「会社は誰のものか?」ということで、

一時期議論になりました。

しかし、この本ではそういう議論ではなく、

そもそも「国のためにM&Aを!」という大きな視野から

筆者のお二人が制度設計まで踏み込んで考えておられます。

私もこの業務に携わる人間として大いに参考になりました。



それでは、早速エッセンスを抜き出していきましょう。



・(M&Aを考える際に)

 「そもそも私たちは何に価値を置くのか」ということと

 「その価値を高めるルール作りをどうするのか」を考えない限り

 永遠に答えは出ません。



・今でも、中小会社では、銀行による

 モニタリング(財務審査、チェック)が

 まだ重要な役目を果たしているところもありますが、

 上場会社ではそのような効果は

 かなり減ってきたといえるでしょう。



・(J-POWERの事件をふまえて)
 
 世界的に見て、安全保障にかかわる会社に関して、

 国が何らかの投資規則を設けること自体は問題ではありません。

 むしろ当然のこととして受け入れられています。

 規則が悪いということではなく、民営化すべきなのかどうか、

 また、民営化するのであれば、どのようなルールを導入すべきか、

 議論を尽くさなかったことが混乱を招いているのです。



明日も乞うご期待。お楽しみに。







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2008年10月04日

論理的とは? 「文系のための数学教室」

今日は数学のエッセンスで頭を整理します。


皆さん、論理的というのは何を意味すると思いますか。

プロセスを説明し『正しいこと』を言うと認識している方は、

絶対、今回のエッセンスを拾うべきだと思います。



それでは、早速、数学のエッセンスを抜き出していきましょう。



・「論理というのは推論をつなげていくための手続きなのだ」

 という見方をすることが大切。



・つまり、「論理」というものを理解するとき、

 個々の文の真偽とは独立な「推論をつなぐ規則」だとしたほうが、

 ずっと有益なわけです。



・論理を扱う立場は二つあります。

 一つは、論理文を構成する個々の文の真偽に立ち入って

 考える立場で、「セマンティックス」と呼ばれます。

 それに反して、文の内容や真偽と無関係に、

 形式的な推論の仕方だけに注目する立場を「シンタックス」という。

(=作者はシンタックスが有益と考える)



・「論理的な話し方」というものを「正しいこと(自分にとっての

 正義)を話すこと」だと誤解している限り、

 主義の異なる人間と論理的な会話を交わすことは出来ないでしょう。



・数学で社会を分析するときの良さは、

 イデオロギーや価値観の対立でない形式で、

 冷静に論理的に議論できることにあります。



友人と話しているときにも感じるのですが、

「ちゃんとプロセスが正しいと説明した上で話しているのに、

 何で全否定されなければならないのか。」

これはまさに聞き手がセマンティックスということですね。

もちろん私もセマンティックスに陥っていることもあります。

議論をする際、この点を最低限の認識として頭に入れるべきでしょう。

明日も乞うご期待。お楽しみに。







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2008年10月03日

創業者の思い(その3) 「小売業の繁栄は平和の象徴」

岡田卓也氏を知らなくとも、

岡田克也民主党元代表をご存知の方は多いはず。

そうこのお二方は親子(父-次男)なんですね。



かたや小売業最大手・イオンの創業者、

かたや国のトップになろうとする政治家、

あまりこういう言葉は好きではないのですが「血筋」なのでしょうか。



私は以前、克也氏の「政権交代」という著書を拝見しています。

彼の政治・国家繁栄に対する強い思いが感じられました。

その思いというのは少なからず「親父」の影響があるのかな、

そう思わせるような「親父」卓也氏の本を、

昨日に引き続き紹介します。

そして今日は残りのエッセンスを紹介します。



・元也(長男・現イオン会長)は経営者の資質を持ち合わしている。

 世襲であっても実力があれば問題ない。

 能力がない人材が継げば、

 株主や取引先から交代の声が上がるはずだ。



・母方の祖父で私の後見人となった美濃部鏘次郎に

 繰り返し教えられた言葉「道徳、経済、科学。三位一体。」

 今、日本に最も必要な言葉かもしれない。



・ここ数年来、経済、科学という言葉に、取り残されたかのように、

 道徳という言葉が死後になっている観がある。

 企業も国家も倫理の欠如により滅亡することは

 歴史の教えるところである。

 イオンにとっても自戒しなければならない大切なことだと思う。



・イオンが尊敬されるに足る企業であり続けられるよう、

 岡田文化財団やイオン1%クラブ、

 イオン環境財団などの活動を通し、

 いささかなりとも、お役に立ちたいと思っている。



岡田氏の経営者として「社会」に対する熱き思いこそ、

イオン発展の原動力になったのでしょう。

北尾氏の言葉をお借りすれば「天命」に従い、

またいかに社会のお役に立てるか、思うことが大事なんですね。

明日は新しい本になります。

お楽しみに。







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posted by うお at 21:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本人経営者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月02日

創業者の思い(その2) 「小売業の繁栄は平和の象徴」

岡田卓也氏を知らなくとも、

岡田克也民主党元代表をご存知の方は多いはず。

そうこのお二方は親子(父-次男)なんですね。



かたや小売業最大手・イオンの創業者、

かたや国のトップになろうとする政治家、

あまりこういう言葉は好きではないのですが「血筋」なのでしょうか。



私は以前、克也氏の「政権交代」という著書を拝見しています。

彼の政治・国家繁栄に対する強い思いが感じられました。

その思いというのは少なからず「親父」の影響があるのかな、

そう思わせるような「親父」卓也氏の本を、

昨日に引き続き紹介します。

そして今日はジャスコの信条と誓いを紹介します。



・ジャスコの信条・・・

@ジャスコは商業の理想像を求めて

 価値ある商品とサービスを提供する。

Aジャスコは常に生活文化に貢献する先駆的役割を果たすため

 絶えず研鑽し前進を続ける

Bジャスコは愛と真実に徹し社会の幸福のために精進し奉仕する

Cジャスコは信頼し支持して頂く全ての人々に

 深い感謝の念をささげる

Dジャスコは社会生活に密着した立派な職場であることを確認する



・ジャスコの誓い・・・

@常に感謝し、愛情を忘れず限りなく前進を続けよう

A常に相手方の立場を考え自分と等しく尊重しよう

B常に研究し、よいと決まったら勇敢に実践しよう

C常におごらず、たかぶらず自分の仕事に誇りを持とう

D常に言葉と行動をつつしみ結果については厳然たる責任を取ろう



明日は残りのエッセンスを紹介します。

お楽しみに。







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posted by うお at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本人経営者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月01日

創業者の思い(その1) 「小売業の繁栄は平和の象徴」

岡田卓也氏を知らなくとも、

岡田克也民主党元代表をご存知の方は多いはず。

そうこのお二方は親子(父-次男)なんですね。



かたや小売業最大手・イオンの創業者、

かたや国のトップになろうとする政治家、

あまりこういう言葉は好きではないのですが「血筋」なのでしょうか。



私は以前、克也氏の「政権交代」という著書を拝見しています。

彼の政治・国家繁栄に対する強い思いが感じられました。

その思いというのは少なからず「親父」の影響があるのかな、

そう思わせるような「親父」卓也氏の本を今日から紹介します。



・いい話や具体的なアドバイスを聞いても、

 聞き手に理解力や実行力がなければ仕方がないということだ。



・(将棋の木村義雄十四世名人の言葉を引用)

 「やや不利はやや有利に、やや有利はやや不利につながるが

  これはたいしたことではない。絶対有利が最大の危機であり、

  絶対不利は絶対有利に通じる。最後の一手までは過程である。

  勝負は最後の一手をさし終えたときに決まる。」




明日はジャスコ(イオンになる前)の信条を紹介します。

岡田氏の思いが強くあらわれたものになっています。

お楽しみに。







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posted by うお at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本人経営者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

世界単位で見るべし(その3) 「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」

今日も紹介するのは、

テレビ朝日系列「サンデープロジェクト」でも度々出演されている

三菱UFJ証券の水野和夫氏の本です。

歴史的な構造変化を見事に捉えたとして、

ベスト経済書として東洋経済に取り上げられています。



このブログの主題である

「社会人としての私」を考えるにあたって、

「社会は日本だけでない」という認識をもつには

この著書はとてもいい機会だと考えます。

それではまた、そのエッセンスを抜き出していきたいと思います。

今日が最後の水野エッセンスとなります。



・日米の共通点として、さらに次の二点を指摘することが出来る。

 一つは時刻の実質GDP成長率を説明変数とした場合、

 説明変数の被説明変数(大企業・製造業の景況感)に対する

 説明力が低下していることである。

 もう一つは、日本の大企業・製造業の業況判断DIは、

 日本の実質GDPよりも、米製造業ISM指数を用いた方が

 説明力が高いことだ。



・さらに、米非製造業のISM指数で説明すると一段と

 説明力が高まる。

 日本の大企業・製造業は日本の内需をあてにしておらず、

 米小売業が含まれる米非製造業ISM指数に連動しているのである。

 このように、グローバル化して世界経済が一体化するのに合わせて、

 日米の大企業・製造業は自国が低成長でも利益を出せるよう

 体質改善を行っているのである。



・主権国家が他の主体が圧倒して最もパワーをもった近代社会では

 民主制が採用されているが、グローバル化の時代になると、

 超国家企業が最もパワーを持ち、

 その統治システムは君主制に近いのである。



・日本の潜在成長率が低いのは、

 流通業の労働生産性上昇率が低いことに大きな原因がある。

 IT革命が英語圏で「流通革命」を起こしているが、

 非英語圏ではそれが不十分だといえよう。

 各国の潜在成長率の差は流通業の労働生産性格差で

 96.5%説明できるという。

 次は運輸・通信業の労働生産性の差、

 3番目は金融・不動産業の労働生産性である。



・格差を広げるのではなく縮小させ、流通業の生産性革命を起こし、

 毎日を楽しむよりも将来に期待が持てるような社会にする――。

 日本にとって真の構造改革は、これからスタートである。



今日で水野氏エッセンス最後となります。

いかがでしたか。

日本経済・社会にとって、

世界の要因が私達が想像してたもの以上に

影響を及ぼしているのが分かりましたよね。

もちろん私達もそのようなことを踏まえた

社会人ならぬ「世界社会人」にならねばなりません。

また、一歩認識を深めさせてくれた名著でした。







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2008年09月29日

世界単位で見るべし(その2) 「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」

今日も紹介するのは、

テレビ朝日系列「サンデープロジェクト」でも度々出演されている

三菱UFJ証券の水野和夫氏の本です。

歴史的な構造変化を見事に捉えたとして、

ベスト経済書として東洋経済に取り上げられています。



このブログの主題である

「社会人としての私」を考えるにあたって、

「社会は日本だけでない」という認識をもつには

この著書はとてもいい機会だと考えます。

それではまた、そのエッセンスを抜き出していきたいと思います。



・日本経済を予想するということは、米国経済、

 中国をはじめとするBRICs経済、そして財別で言えばIT関連財、

 鉄鋼をはじめとする素材、そしてエネルギー動向など、

 すべての方程式を同時に解くことにほかならない。



・付加価値の増加は資本に還元し、

 家計にはストックの値上がりで報いる。



・いつの時代においても、希少なものが値上がりする。

 16世紀に希少だったのは土地であり、食料品だった。

 21世紀になると、工業製品は技術革新ゆえ希少でなくなり、

 インフレの時代は終わったのである。

 21世紀に希少なものは資源である。

 資源インフレと工業製品やサービス価格のデフレの同時進行は

 矛盾する現象ではなく、近代圏(高成長保証)と新中世圏(混沌)の

 二つが併存する21世紀では整合的である。



・「ホワイトカラー・エグゼンプション」については、

 本来、欧米諸国のように、超過勤務の賃金割増率を50%に

 上げるのが筋である。

 この制度を年収400万円以上の労働者に適用しようとするのは

 資本の論理に立ってコスト削減に重きを置いているからであり、

 過剰労働を是正しようとすれば、

 「超過勤務の賃金割増率を50%に引き上げる」のが筋である。



・二極化を成功の報酬として政府が奨励するのは、

 企業の競争力強化の観点からは望ましいかもしれないが、

 日本の出生率が東京の出生率を追いかけて少子化に拍車がかかり、

 日本は「非婚化」の道を歩む。

 二極化促進路線はグローバル企業に照準を合わせた政策だから、

 「女性達の静かなる氾濫」はいっそう強まるのである。

 結果として、競争力の高い企業ほど海外に進出してしまうだろう。

 格差是正に取り組めば、当座の成長率は落ちるかもしれないが、

 少子化の加速を食い止めて、

 定常状態を維持できる可能性が残されている。



明日が水野氏エッセンス最後となります。

乞うご期待。







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2008年09月28日

世界単位で見るべし(その1) 「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」

今日から紹介するのは、

テレビ朝日系列「サンデープロジェクト」でも度々出演されている

三菱UFJ証券の水野和夫氏の本です。

歴史的な構造変化を見事に捉えたとして、

ベスト経済書として東洋経済に取り上げられています。



そしてそもそもこのブログの主題である

「社会人としての私」を考えるにあたって、

「社会は日本だけでない」という認識をもつには

この著書はとてもいい機会だと考えます。

それではまた数日にわたって、

そのエッセンスを抜き出していきたいと思います。



・グローバル経済を正しく読むための5つの法則

 @現在の現象に1995年以前の経験を当てはめて説明しない

  ・・・95年大転換説
 
 Aマクロの平均値で経済を見ない・・・もはや経済は均質ではない
 
 B戦後の景気循環パターンで景気を予測しない

  ・・・繰り返す「回復」と「踊り場」
 
 C一国単位で経済現象を見ない

  ・・・近代化経済圏とポスト近代化経済圏への二極化
 
 Dいずれ時間が解決すると考えない

  ・・・成長の恩恵が波及しない経済がある



・米国にとっての最悪の事態は、

 増え続ける経常赤字を下回る額しか証券投資が流入してこない

 ことである。「資本流入=経常赤字+資本流出」という定義式から、

 左辺の資本流入が減少して、

 なおかつ経常赤字が減らない(もしくは増える)と、

 右辺の第二項の資本流出が減少するか、

 場合によっては対外投資を回収し泣けれればならなくなる。



・経済の仕組みが金融経済優位であるという視点に立脚すると、

 世界の株価の動きを予想するには、

 実物経済のファンダメンタルズよりも、

 マネーの需給に影響を及ぼす要因、

 たとえば原油価格とか日本などの金融政策の行方が

 圧倒的に重要になる。

 景気の動向は株価や住宅価格の従属変数となり、

 それらの資産価格の変動はマネーが決めるからだ。



・IT関連(「超」短期化)⇒T.在庫循環(ムーア循環)

 U.設備投資循環(ビル・ゲイツ循環)

 非IT関連⇒V.在庫循環(従来の景気の「山」と「谷」)

 W.設備投資循環
 
 X.中国・投資循環

 Y.米消費循環(「超」長期化)

 グローバル化時代に世界の景気を予想するには、

 この6つの循環を総合的に判断しなければならなくなった。

 日本経済を予想する上で言えば、

 1〜4の循環は外国の事情によって決まる。

 3と4の非IT関連の在庫循環や、

 設備投資循環も中国などBRICsの経済に左右される度合いが強まって

 いることが予想されるため、

 結局、日本経済を単独で見ることはできなくなるだろう。

 世界経済の一部として日本経済があるのである。



社会構造、経済構造が日本一国で語るのは時代遅れ。

私自身も日本レベルで物事を考えることをやめ、

世界レベルで何ができるかということを考えていきたいと思います。

明日以降もお楽しみに。







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